萩総合支援学校は、文部科学省「高等学校DX加速化推進事業」に採択され、生徒がデジタル機器を活用した主体性のある教育活動に取り組んでいます。
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萩総合支援学校は、文部科学省「高等学校DX加速化推進事業」に採択され、生徒がデジタル機器を活用した主体性のある教育活動に取り組んでいます。
大学教育段階では、デジタル・理数分野への学部転換の取組が進む中、その政策効果を最大限発揮するためにも、高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の抜本的強化が必要です。
高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)では、情報、数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的な探究的な学びを強化する学校などに対して、そうした取組に必要な環境整備の経費を支援します。
(文部科学省ホームページより)
「AI時代の到来を見据えた障害のある生徒の自立と社会参加の実現に向けた教育DX実践の推進」
① デジタル発信力を育む! ② 未来の仕事を拓く! ③ 学びの成果で地域に貢献する!
【 ICT機器導入での取組 】
アバターロボットTemiによる授業・作業学習参加
Temiは自分の位置を把握しながら障害物を回避して目的の場所に移動します。頭部のディスプレイには操作している人の顔を映したり、動画を再生したりできます。本校では、喫茶サービスの受付や案内を、会場から離れている長門分教室から生徒が遠隔操作で行っています。
窓ふきロボットHOBOTを作業学習で活用
全自動窓ふきロボットHOBOTは高い場所でも安全に作業をしてくれるロボットです。作業学習の清掃班がタブレット型端末を使って操作をします。地域の小学校や大学でHOBOTを使って窓ふき清掃をしています。
【 外部講師を招聘しての取組 】
ICT企業との校舎3D化の撮影
最先端の3D撮影と映像編集技術を使って、学校敷地内を3D化するべく専門家に教えていただきながら生徒が330地点で撮影しました。インターネット上で校舎を見学できるようになり、今後、学校案内や避難経路の確認など様々な場面で活用が期待できます。
グラフィックデザイナーによるCanva講習会
Web上で様々なデザインができるCanvaの使い方を教えていだたき、ポスター制作や動画編集などに取り組みました。DXハイスクールで導入した端末を活用して先生方の名刺づくりにもチャレンジしました。
やまぐちU18デジタルアートコンテスト2024参加作品
銅賞
銀賞
やまぐち高校生ICT活用コンテスト2024参加作品
特別支援学校賞
文部科学省ホームページにも、令和7年度取組事例「取組概要 特別支援学校編」として掲載されています。文部科学省〈外部リンク〉
①デジタル発信力を育む!
自分で伝える力を育む情報発信活動を基軸としたカリキュラムマネジメント
「情報Ⅱ」や「総合的な探究の時間(デジタルツール活用分野)」における学習活動の更なる充実を図ります。また大学や企業と連携し、外部専門人材を招へいすることで、生徒が高度なデジタルツールの活用を体験的に学べる機会を設定します。
②未来の仕事や生活を拓く!
デジタルツール活用による職業教育や自立活動の充実
アバターロボットやデジタルミシン、電子決済等の高機能なデジタル機器の活用を進め、作業学習に関する内容の充実を図ります。また、アバターロボットによる遠隔学習の機会確保や、補助装置の開発・活用を通じて、肢体不自由のある生徒や登校が困難な生徒に対して、学習上・生活上の困難の改善と克服を支援します。
③学びの成果で地域に貢献する!
コミュニティ・スクールとの連携・協働く体制を生かしたデジタルに関する地域貢献
地域の小・中学生や本校保護者、地域住民を対象にしたICT体験教室や研修会を実施し、地域全体のデジタルツールの活用能力の向上を図ります。生徒の主体的な学びを広く発信する機会として、各種コンテストへの参加を促進します。さらに、本事業における取組や学習成果を共有する場として、「はぎそうDXハイスクール事業実践報告会」を開催します。
具体的な取組
・アバターロボットによる遠隔操作での授業参加、喫茶接客
・デジタルミシンによるオリジナルキャラクターの刺しゅう等
・肢体不自由生徒による、視線入力装置の活用(通年)
・大学教員を招いての研修、ICTを活用した授業の取組等(年間6回)
・各種ICTを活用したコンテストへの参加
・各種検定試験
・ハザードマップ・プロジェクションマッピングの作製
・地域の小中学生によるDX体験教室(8月・12月)
・地域の方とのロボット、デジタルミシン体験教室(9月)
・デジタルメッセ萩総(文部科学省DXハイスクール成果報告会)(2月) など
デジタルメッセ萩総のご案内
萩総合支援学校では、DXハイスクール成果報告会としてデジタルメッセ萩総を開催いたします。作業学習を中心とした、アバターロボットによる喫茶の接客や、デジタルミシンを活用した製品の製作実演や販売、窓ふきロボット実演など、生徒が主体となって取り組む姿をご覧いただけると思います。皆さんご参加よろしくお願いします。